第9回
眠れないでお困りの方へ
第9回
眠れないでお困りの方へ
明日も仕事があるのに眠れない。
眠れない日が続いて、昼間に集中力や記憶力がうまく働かない。
疲れが取れないまま朝になってしまう。
そんなお悩みはありませんか?
夜になかなか眠れないと、
「明日、遅刻したらどうしよう」
「明日の仕事に影響したらどうしよう」
といった不安が頭に浮かんできて、ますます目が冴えてしまうことがあります。
そのうち、「今までどうやって寝ていたかな…」とまで考えてしまい、
焦りが強くなり、さらに眠れなくなってしまう。
こうしたご経験のある方も多いのではないでしょうか?
当院では、このような「眠れない」でお困りの方の治療を積極的に行っています。
治療を通じて、
・夜にしっかりと睡眠がとれるようになり、翌日のお仕事に集中しやすくなった方
・寝つくまでの時間が3時間から30分に改善した方
・夜中や早朝に目が覚める回数が減り、朝までぐっすり眠れるようになった方など
多くの方が回復しておられます。
一方で、「睡眠薬」と聞くと、
クセにならないか、やめられなくなるのではないかといった不安をお持ちの方も多いと思います。
確かに、30年以上前に使われていたお薬の中には、効果が強い反面、依存性の懸念があるものもありました。
しかし、この10年ほどで新しい薬が登場し、依存性のリスクが少ないタイプの睡眠薬も使えるようになってきています。
例えば、
平日は使うけれど週末は使わない
旅行中や出張中など普段と違う環境で眠るときだけ使う
といった、状況に応じた使い方もできるようになりました。
また、当院では
「大事な予定の前日だけ緊張で眠れないので相談したい」
「子育てで夜にしっかり眠れないので、昼間に少し休みたい」
「錠剤のお薬は抵抗があるので、不眠に効果が期待できる漢方を検討したい」
など、さまざまなご希望を伺いながら、一人ひとりに合った提案を行ってきました。
不眠そのものが命に直結することは多くありませんが、
うつ病の発症リスクが高まったり、高血圧や糖尿病などの体の病気を悪化させる可能性も指摘されています。
また、集中力や記憶力の低下、イライラしやすさなどにより、
仕事や家庭、人間関係などでトラブルが生じやすくなるため、
不眠症は生活の質を下げてしまうご病気と言えるかと思います。
しかし、不眠症の治療は、「とりあえず薬を出せばよい」という単純なものではありません。
というのも、同じ睡眠薬でも、その効果は、患者様お一人おひとりによって大きく異なります。
当院では、睡眠時間だけでなく、寝つくまでの経過や、夜中や早朝に目が覚めてしまう状況、
日中の眠気なども丁寧にうかがったうえで、患者様の体質や生活に合わせて、専門医が治療方法をご提案いたします。
受診されたからといって、すぐにお薬の治療を始めなければならないわけではなく、
患者様ご自身が十分に納得の上で治療をスタートいたしますので、どうぞ安心してご相談ください。