第2回
支援制度のご案内
第2回
支援制度のご案内
近年は精神的な不調への支援制度が充実してきています。
一方で、似たような名前の制度も多く一般の方にはわかりにくい部分もあるかと思います。
今回は患者様にとって金銭面で役立つ制度を出来るだけ簡単に3つご紹介したいと思います。
自立支援医療
精神的なご病気に対する自己負担が原則1割負担となり、長期的に通院する場合に役立つ制度です。
例えば、現在3割負担の方がクリニックで 1500円、薬局で 1500円払っている場合には、この制度を使うと1割負担となるためクリニックで 500円、薬局で 500円の支払いとなり自己負担が合計 2000円軽減されます。
さらに所得に応じて自己負担額の上限額が設けられるため、負担が一定で止まるという点も安心できる制度です。
申請窓口:お住まいの地域の役所の障害福祉課にお問い合わせの上、当院に診断書の作成をご依頼ください。
傷病手当金
ご病気で仕事を休まなければならなくなったときに役立つ制度です。
仕事を休み始めた後、4日目から1年6ヶ月までは今のお給料の約2/3が支給される制度です。
ご病気のために収入が途絶えてしまっても、生活が維持できる点が安心できますね。
申請窓口:ご加入している健康保険組合にお問い合わせの上、当院に支給申請書の作成をご依頼ください。
障害年金
先程の傷病手当金は1年6ヶ月間支給されますが、その後は障害年金という制度が用意されています。
初めて受診してから1年6ヶ月経過後も障害が残っている場合に申請できます。
障害年金の支給額の個人差は大きいですが、障害が重い場合には特に頼りになる制度です。
申請窓口:お近くの年金事務所にお問い合わせの上、当院に診断書の作成をご依頼ください。
体調を崩してしまうのは残念なことですが、これらの支援制度を活用することで安心して療養に専念できますね。
当院は最新の電子カルテを導入し、各診断書を1週間以内に発行する体制を目指しています。
また、当院は今回ご紹介いたしました自立支援医療もご利用いただけますので安心して受診ください。