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川西駅前おおさわ心療内科
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 第8回   何度も同じことを確認してしまうあなたへ 

 第8回   何度も同じことを確認してしまうあなたへ


―「大丈夫」と思っても、不安が消えない。もしかしたらそれは強迫性障害かもしれません―
「さっきも確認したはずなのに気になる…」そんな違和感はありませんか?
「ちゃんと閉めたはずだけど…」 そう思いながら、何度も確認してしまう。
ご自身でも「さっき確認したから大丈夫」と感じつつもやめられない。そんな経験はありませんか?
日常の中で、こんなことでお困りではないでしょうか?


ご家庭で…
鍵をかけたか、ガスの元栓は大丈夫かが気になって、外出までに時間がかかる
食品や日用品が不衛生に感じられて、スムーズに家事がこなせない
鍵アイコン
鍵アイコン

職場で…
資料の確認や数字の計算を何度も繰り返してしまい、作業が進まない
相手に失礼なことを言っていないか気になってしまい、仕事に集中できない
不安
不安


外出先で…
歩いているときに、人にぶつかったかもしれないと何度も振り返って確認してしまう
吊り革やドアノブなどが不潔に感じられて触れない

「そんなはずない」と頭では分かっていても、なかなか頭から離れない…
こうした考えは「自分が神経質すぎるのかも」「性格の問題かもしれない」と思われがちですが、実はこれは強迫性障害というご病気でよくみられる症状です。
強迫性障害は、100人に1人が経験すると言われており、決して珍しいものではありません。
そして、治療が可能なご病気です。
当院も、学生の方から社会人まで、さまざまな年代の患者様を担当させていただきました。


治療によって、こんな変化が生まれています。
外出前の確認が減り、気軽に出かけられるようになった方
誰かにぶつかったかもしれないと気になることが減り、確認の回数が減った方
「相手に失礼なことを言ったかも…」という不安が和らぎ、学業や仕事に集中できるようになった方
こうした改善で、生活の質が大きく向上された方が多くいらっしゃいます。
向上
向上


放置してしまうと、症状が広がることも…
ただ、強迫性障害は、放っておくと不安を感じる対象が徐々に増えていき、 最終的には、外出が難しくなるなど、日常生活に大きな支障が出ることもあります。

当院で行っている治療について
当院では、強迫性障害に対して次のような治療を行っています。
・不安を和らげるためのお薬(SSRIなど)
・不安に慣れていくための行動のアドバイス
お薬無しで回復されれば理想的ではありますが、訓練のみでは十分な改善は難しいところが多い実情があります。
しかし、お薬と不安に慣れる練習を並行して行うことで、1ヶ月程度でかなりの方が改善を実感できるご病気です。
もちろん、受診されたからといって、すぐに治療を始めなければならないわけではありません。 治療は、患者様ご自身が十分に納得した上でスタートいたしますので、どうぞご安心ください。

ここまでお読みいただきありがとうございました。 「そういえば、私もこんな症状があるかもしれない」そう感じられた方は、ぜひ一度、当院までご相談ください。
相談
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